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zoom RSS 【保守】17年4月号刀剣誌上鑑定は開始3秒で年度ごと終了した

<<   作成日時 : 2017/04/13 20:12   >>

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さて昨年度の誌上鑑定は1/3が当たり、1/4が大外れ、残りがビミョ〜な成績でとても消化不良な一年だった。
今年は序盤にわかりやすい古刀で勢いをつけ序盤連勝して、終盤フルイをかけるような設問でちょっと失点した結果、12回中8回くらいは当たりたいな〜と妄想する次第ですが、さてさて。

今回の刀剣美術は12日に届きました。刀剣誌上鑑定、見開き3秒で俺っちの今年度が終了しました。

とりまパッと見全く分からない。。。
多分新刀、でも俺っちの脆弱な新刀知識だと全く見当もつかない。。。わかる人はこの元先の刃文の違いからアタリはつくんだろうなぁ。

早くも今年度が終了しました、もうこの企画辞めようかという気持ちもよぎりましたが、怒られてしまうので諦観を覚えながらもゆっくり考えてみようかと。あと俺っちが外した時の方が閲覧数が多いのはナゼ(w)

まず押形から。体配はパッと見鎬幅が広いなと感じる、大和系?でも樋を掻いているからそう見えるだけかもしれません。あとはなんとなく肉厚でしっかりした雰囲気を感じます。新刀でこの鋒なら寛文新刀かな。
刃文は掃き掛け的な帽子に金筋など働きの活発な物打部の刃、この部分の刃文と刀身のしっかり感は薩摩新刀的な雰囲気を感じます。元に近づくと刃文は互の目、なのかな。ちょっと規則的な刃文が印象に残ります。焼き出しはあまりみえない。

ではヒントを読みます。ヒントを見て感じたのは、案外反りがあること。寛文新刀にしては反り強め。でも鋒から考えても寛文新刀ラインは外したくない。最盛期ではなくてその前後の時代と当たりをつけておこう。
それと肌、小板目が詰んでいるけど肌目が立っているとの解説、この言い回しはいわゆる「ザングリ肌」に近いイメージではないかと仮定。

ここで自分の散漫なイメージをまとめ推敲する。
・ザングリ肌と看て堀川系ラインを考える
…体配や刃文、帽子を考えると系列刀工が今ひとつしっくりこない。このラインで行くなら「困った時の越中守正俊」で投げやりに行くしかない(棒)
・物打ちの刃文、しっかりした刀身の雰囲気から薩摩新刀を考える
…刀工名が浮かばないw下半分の刃文に違和感
・下半分の刃文から。。。
…虎徹の瓢箪刃とか数珠刃みたいな雰囲気を感じる。虎徹ではないにしても、その系列の江戸刀工の可能性はありそう。でも焼き出しがこんなのかなあ。あ、もちろん刀工名も浮かばないけど。

刃文や焼き出しの状況から刀工名にあたりをつけることのできる御仁はいるんだろうけど、俺っちの知識ではここから先はあてずっぽしかない、なので薩摩新刀で行くか、虎徹の前の江戸刀工で行くかの選択。
体配や刃文を総花的に考えてやはり寛文やや前の江戸刀工かなと思う。
俺っちがその期で知っている江戸刀工はほとんどいない、武蔵大掾是一、日置光平ら石堂系は除外すると法城寺正弘、和泉守だか上総介だかの兼重くらい、虎徹師匠だっけ。しかも名前は知っているけど刀工の特徴とか仔細まで知識がない。

もう詰んでいるのは分かっているけどそろそろ答えを書かないと、下半分の刃文の互の目のワンツーリズムっぽさから「上総介兼重」今回はこうしておこうと思います。

大ハズレしたらこの記事遠大なホラ語りってことになるなあ。てか新年度早々は誰でもわかる古刀をお願いしますよ>日刀保

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。大変ご無沙汰いたしました。
年度末の立入検査に続き、年度初めは会計監査がいきなり決まり、
騒々しい日々でしたがやっと落ち着きました。

今月の誌上鑑定の件ですが、年度初めからかなり難問ですね。

刀姿:反りやや深い ⇒ 寛文前後(寛文最中でない)

地鉄:小板目詰むも、肌目立つ。⇒ 新刀期(新々刀と区別する表現)

刃文:上半・荒沸、金筋、沸筋、砂流し⇒ 薩摩色
   下半・直ぐ調に互の目連れる。 ⇒ 乕徹・上総介兼重・法城寺

帽子:盛んに掃掛け、火焔風。 ⇒ 薩摩色

検討:乕徹=反りがもっと浅い。乕徹帽子になる。
   兼重=反りがもっと浅い。互の目が1.2調子になる。
   法城寺吉次=1.反りやや深い(作刀期が寛文よりやや下がる)
         2.互の目が目立つ(一門諸工は直仕立の小互の目)
         3.薩摩に移住

結論:「法城寺吉次」と鑑ます。
   「吉次」だけが特徴的で、他の諸工は皆んな似ています。
   それにしてかなり難問と思います。
   西地方ではご存じ無い方も多い思われます。

しらさぎ
しらさぎ
2017/04/14 18:12
しらさき様
コメントありがとうございます。
今度は会計監査ですか、お疲れさまでした。俺っちも上場親会社に所属していた数年前、GWを全部潰した消耗戦のような会計監査を受けていたことを思い出しました。

今回もご丁寧な解説をありがとうございます。毎月勉強になります。
自分なりには頑張りましたが今の知識では全く太刀打ちできない設問でした。法城寺派、これを機に勉強してみようと思います。
ぶ〜たんの刻の涙
2017/04/16 19:31
初めまして。私は以前ぶーたん様が載せていた、ムネリン(國宗)の記事を見て私と同じく國宗の正体鑑別について思考中とわかりました。さて、私が持っている國宗は國の字が右うになっています。ブータン様のムネリンの銘の字体はいかがでしょうか?よろしかったらまた掲載してもらえませんか。
國宗
2017/04/17 08:22
國宗様
コメントありがとうございます。よいニックネームですね。

ムネリンの「国」銘のくにがまえ内の右部分は、「/」が上下に並んでいる感じです。
古い記事ですが「日本刀事情@2012年末(古備前吉包と備前三郎国宗)」と最近では「ムネリンの「銘」考」に銘部分のアップ写真を載せています。この二つの記事に掲載されている以上のクオリティの写真は、手持ちの機材では難しいです。

国の字の「右う」と言えば、真っ先に来派の「国」銘を思いつきます。ご所有の「國宗」は、来派を思わせる出来なのでしょうか。
またムネリンの「国宗」銘も在銘典型作の国宗銘と比較したらどれとも似ていないように感じます。
ですが三郎国宗は典型作の中でもさまざまなタイプの銘を切っているので、それらをもって真贋を判定するのは難しいところです。
逆にムネリン、今でも100%真正と納得しているわけでもないのですが、協会の指定書に「国宗(備前三郎)」と記載されてますので、審査時に何らかの判断はしているのだろうと割り切っています。
ぶ〜たんの刻の涙
2017/04/17 20:18
返信どうもありがとうございます。私の國宗は、にえでき、小乱れ刃で、二尺五寸、生茎、目釘穴上棟寄りに二字銘があります。クニガマエは、かくばっております。
國宗
2017/04/18 05:35
返信どうもありがとうございました。ムネリン銘字考読ませていだきました。わたしの國宗は、目釘穴上鎬地に二字銘です。茎は生で穴ひとつです。日刀保の審査に出せば何らかの極めはいただけるのか、不合格になるのかちょっと怖いので出しそびれてます。来年出してみようと思ってます。
國宗
2017/04/18 06:03
國宗様
コメントありがとうございます。
長寸で小乱れですか。古雅な太刀姿で肌が立つような感じでしたら、伯耆国宗の可能性も考えられそうです。得能先生の「刀工大鑑」で伯耆国宗の「国」銘が「右う」となるとの記述もありますし。生茎の在銘伯耆国宗なら名刀ですね。
審査に出されてよい判断となれば、またご報告いただければと思います。
ぶ〜たんの刻の涙
2017/04/18 20:29
有り難う御座います。 ぶーたん様の御言葉で審査に出す勇気がわきました。もう一振り脇差しがあるのですがこれも良くわかりません。一尺五寸で茎尻に太刀銘の刷り上げです。 銘は真里で、名鑑には3人載っていますが片山一文字の真里だと思いますが何分真里の資料がなく困ってます。これも保存鑑定に出してみます。
國宗
2017/04/21 18:45
國宗様
コメントありがとうございます。
藤代先生や得能先生の名鑑にも見当たらず、寡聞にして真里という刀工を知りませんでした。本間先生の「日本刀銘鑑」のみ備前(諸派?)、青江、片山一文字でその名を見つけました。確かに資料は少なそうです。
一尺五寸の磨り上げなら元は小太刀でしょうか。保存が通れば「真里(片山一文字)」とか「真里(青江)」などの極めがつくと思います。
ぶ〜たんの刻の涙
2017/04/22 22:05
有り難う御座います。そうなんですね。名鑑も備前国住真里、青江の真里、片山一文字真里の3人がおります。帽子は青江帽子に似ていますが、刃紋にさかがかったところがないみたいな感じです。古さは充分感じられますのでこれも保存に出してみます。
國宗
2017/04/26 14:03
霜剣堂の展示会に行って参りましたが、そこにぶ〜たんさんの愛刀の国宗によく似た在銘の備前三郎国宗(重要刀剣)が展示されていました。
細身小鋒の姿で刃紋は直刃、肌は粟田口一門かと思うほどよく練れた地鉄でした。
既に経眼された事がある作品かもしれませんが、未見でしたら愛刀の研究材料としてご覧になっておくといいかもしれません。
肥前忠吉
2017/04/29 14:11
肥前忠吉様
情報ありがとうございます。
今回の霜剣堂さんの展示即売会、5月に入ってから行く予定です。ここ数年、原宿店の正月とGWの展示即売会は欠かさず通っています。
在銘国宗の重要刀剣とのことですが、この正月の展示即売会でも奥の部屋に展示していた一口と同じかもしれません。俺っちが正月に見たその国宗は、在銘か記憶にないのですが、うちのムネリン(最近ペラリンということが多いです)とよく似た細身小鋒で定寸ほど。刃文は直刃調で肌もよく詰んだものでした。田野邊探山先生の鞘書きには正和年間の作品と書いてあり、うちのペラリンも同時代と観るべきだろうなと思ったものです。
霜剣堂さんの国宗だと、現在帝国ホテル店に飾られている国宗が素晴らしいです(展示会用に原宿に移しているかもしれませんが)。丁子刃の初期作ですが肌立つ地鉄、刃縁の沸、刃中の金筋に力強さを感じさせるも品を欠かず、帽子もしっかりしており、無銘大磨り上げながら特別重要刀剣の指定が頷ける一品です。
ぶ〜たんの刻の涙
2017/04/29 21:05

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