ぶ〜たんの刻の涙 Third Phase

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zoom RSS 【保守】最近の刀剣鑑賞とか(3/25追記)

<<   作成日時 : 2017/03/12 18:03   >>

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刀屋や博物館などに足を運ぶ機会がめっきり減ったけど、近況を書いてみる。来月から忙しくなりそうで、いつもの記事もかけないかもしれないので今のうちに。

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トーハクの春日大社展に二回行った。金地螺鈿毛抜形太刀始め武具が目的であるが、様々な奉納品等があり、やはりlこのクラスの寺社には相当なお宝があるんだなあと改めて感じた。逆にあまりに種類が多いので、テーマごとに陳列していてもやや雑多な展示になっている印象も強い。

とりま武具関係の感想を簡単に、二回行ったので展示品と展示期間の記憶はごっちゃである。最大の目的である金地螺鈿毛抜形太刀は二回とも見た。装飾意匠は見事だが思ったより小さく細くまあ小太刀サイズの大きさだ。そしてまばゆい金ピカというわけでもなくくすんでいるように見えた。伝兼光の金装花押散兵庫鎖太刀の方が金ピカだった。
赤糸威大鎧は金の鍬形、鍍金と赤の威毛のコントラストがよく映える。別期間展示のもう一つの赤糸威大鎧は威毛の色が落ちていたが、もともとはこちらの赤糸威大鎧同様に鮮やかだったのであろう、見たいなあ。色落ちしたほうの鎧の鍬形の意匠を見ると昔の伝記イラストの影響か義経を思い出す。

刀剣であるが、鑑賞環境にもともと期待していないのでよくは見ていない。
古青江康次は三尺クラスの大太刀だが、拵の金銅柏文兵庫鎖太刀の方が印象深い。ともかく太くてでかい。こいつ自体が実戦で使われたとは思えないが、南北朝最盛期はこのクラスの刀身や拵が戦場で見られたのであろう。
菱作打刀は打刀の祖型と言われている。刀身も腰刀から打刀に寸が伸びてきた過渡期の姿となるのだろうか。もっとも菱作打刀の刀身そのものは古いものとの話も聞く。一文字の太刀もあったが茎が平安期のそれのように大きく反っているのが記憶に強い。そういえば普段は見かけないカマス鋒の太刀がいくつかあったのも印象深い。

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週末少し時間が空いたうえに二子玉川近くにいたので静嘉堂文庫に立ち寄って「超日本刀入門」を見てきた。
どのくらい混んでいるかなと思ったけど、行儀よく行列に並んで1時間弱で見終わった。会期末なのでさまで混んでいるとも感じず、とはいえ行列に並ばないと割り込んで見るのは憚られる程度の人出であった。

急遽足を延ばしたので単眼鏡など持参しなかったのが誤算で、展示はトーハク常設展以上に刀との距離があって地肌はよくわからず刃文も視力の関係でよく見えなかった。
なのでこちらもあまり刀のことは書けないのであるが、
・長光;丁子の初期作かな。なかなかいい。
・清麿:単眼鏡で働きをちゃんと見たいなあ、体配に迫力を感じた。
・包永:何故かあまり記憶に残っていない。結構長寸だったような。
・真長:互の目丁子の小太刀。匂口締まる直刃が多い刀工の印象で珍しく感じた。
・助広:うーん、体配はいいけどパッとしない。「ト有」だけあって。

他に展示に関する気付きを書いてみる。
・入門と謳っているだけあって、刀の付近に押形を置き見どころを記載をしたり、展示の説明や刀の解説も初心者に合わせてわかりやすさを心掛けているように感じた。
・逆にわかりやすさに注力したためか、少し気になる解説もあった。例えば清麿、南北朝の体配を云々と書いてあったけど、正しくはそれを戦国期に大磨り上げした体配ではないだろうか。他にも磨り上げ物に対する解説が生茎っぽく記載してたものを記憶している。
・入館時に鑑賞の手引きをもらう。太刀と打刀、古刀新刀新々刀、刀身と拵の各部名称、地鉄に刃文の典型を簡潔にまとめてよく出来ているが、そこにニッチな簾刃を載せるかなあ、丹波守吉道だけっしょ。

ともかく刀を観切れていないのでまた行きたいと思うけど、日程的に無理だなあ。

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3/25追記 急遽有給消化が入ったので銀座界隈の刀剣店を巡った。

某店@展示会開催中。
・兼光(光遜極め):典型的な南北朝体配の大磨上げ体配。差表は片落ち互の目で差裏はややこずんだ刃中の働きの豊かな互の目丁子乱れ。
・広正:末相州。平造の皆焼の脇指。平造は皆焼が映えると思う。各所に荒沸の塊があり、悪くいえば下手ということになるけど、とても迫力があって面白いと思う。

某店A最近移転したお店。ギャラリーの雰囲気で広く明るく入りやすくなった気がする。そして毎度いい刀がずらりと並んでいる。
・来国光:猪首鋒、広直刃に足入り、棟焼き、樋有り、重ね厚く、沸映り、ちょい地刃に相伝テイスト、鎬筋に小さな三字銘の典型的な来国光の磨上げ刀。しかし沸映りって備前のそれよりざらっとした感じ、例えるなら冷凍室にこびり付いた霜みたいな感じ。手持ちの重い、でもほれぼれする刀。もともと格の高い大名家の持ち物だろうなぁ。特重でウン千万、不可能だけど欲しいなあ。また見に行きたいなあ。

某店B相変わらず展示が悪い。多分声をかけたらちゃんと手に取らせてくれる前提なんだろうけど、先客があったので遠慮してしまった。
・大左:最近の重要指定の長巻き直し?薙刀直し?の大鋒の刀。下段で光が悪いのでよく見えない。
・伝来国光:高いところに置いてあるのでよく見えず。体配は整っているけど重ねは薄目。先の国光みたいな迫力はない。

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