ぶ〜たんの刻の涙 Third Phase

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zoom RSS 【保守】油滴天目

<<   作成日時 : 2016/12/23 21:10   >>

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この秋だったと思うが、東博パスポートの特別展入場券が使えたので、特別展「禅」を見て来た。
いろいろな展示がある中、とりあえずは唯一興味を引かれる水墨画を見ようと思った。俺っちの美的価値観は刀剣はじめ三次元の造物にあり、絵画に興味は薄いが、そのシンプルなタッチにもかかわらず幽玄な世界観を表現した水墨画の情報密度には興味が尽きることなく、今回の展示でも、シンプルながら奥深い数々の秀作を堪能することができた。
それ以外の展示、達磨絵とか書とか彫刻はまあ流し見しながら楽しもうと思ったのだが、ある展示品に非常に引き込まれた。
国宝 油滴天目(大阪市立東洋陶磁美術館)
茶道具は、三次元の凝った造作美の結晶であり、これまでに興味がないわけではなかったが、箱書きをはじめ現物より経歴重視な価値形成の世界が、現物主義的な俺っちの美的感覚では違和感を感じるため、あまり関心を持つことがなかった(俺っちの関心の主体である刀剣も折紙や鑑定書での価値形成が蔓延っているので
エラそうなことは言えないが)。
ただ、この茶碗を見るに及び、初見ではなまめかしさのある艶っぽさに色気を感じ、碗を覗きこんでその油滴と称される文様に吸い込まれるような深淵な美しさに触れ、再び離れて全体を観て、茶器としての絶妙な造形バランスと陶器としての儚さを覚え、気が付くとこの茶碗の前で長らく時が経過していた。
あまり長居すると周囲に迷惑となるため、いったんその場を離れる。同室にある他の茶碗も拝見したが、さまで興を覚えずまたこの油滴天目に戻る。あらためてガラスケースの側で舐めるように姿を拝見する。
照明も上手なのだろうが、この茶碗の艶やかさといったら!
陶器としては余りに別次元な煌めき、とはいえ二郎ラーメンのようにコテコテの油ギッシュな訳でもなく、鉄釉のためか金属光沢に近いような感じもあり、ともかく触感を味わいたくなるような雰囲気を醸し出している。
きっとここに清酒なんか注ぐと、光の屈折で内側の油滴模様が、また違った表情を見せるんだろうな、なんて想像すると楽しくなる。もう体調的にお酒飲めなくなってるけど。

画像そんなこんなで天目がしばらくマイブームとなり、ネットとか検索してきたのであるが、先ごろ、なんでも鑑定団でしたっけ、あそこで曜変天目が登場したとの記事を見るに及び、ああ、やっぱりレプリカでも天目が一つ欲しいなと思い、入手した。

とりあえず白湯でも入れて飲もうかなあ。

追伸:天目では最上級とされるのは曜変天目ですが、俺っちはあまり得意ではない。
というのも、碗の中に描かれる銀河団のような小宇宙は綺麗だと思うが、ともすればブラックホールに見える漆黒の斑紋にやや恐怖を覚え、また、その斑紋が蓮コラを連想させるからです。
藤田のは銀河っぽくていいけど、静嘉堂のは怖いです。

※29/1/3に写真が重かったのでリサイズしました。

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